宮崎駿監督が先日引退を撤回し、「君たちはどう生きるか」の制作を発表しました。これまでわかってるだけで引退宣言数は7回、引退撤回数は7回です。トトロ大好きの私としては、非常にうれしいことです。ただ7回引退宣言して、7回撤回するという宮崎監督の判断はなにか意味があるんじゃないかと考えてしまいます。その意味について考えてみました。
引退撤回騒動で私は、会社の通勤途中にある大阪の心斎橋筋のかばん屋を思い出しちゃいました。心斎橋筋のとあるかばん屋は、「本日閉店セールです!」と言って毎日呼び込みしてるんです。結構お客さんは入っているようですが、次の日も閉店せずに元気に「本日閉店セールです!」と毎日呼び込みしてるんです。数年前に気づいてから一向に閉店する気配は全くありません。???ですよね。同僚と「とりあえず今日の営業を閉店するってことで、店をたたむって意味ではないのね。」と話してました(*^^*)。
。
引退撤回の理由を考える①
まず考えられるのは、心斎橋筋のかばん屋みたいに、集客のために「辞める」というフレーズを言って、注目を集めているという説です。もしそうなら宮崎監督、商売人ですよね。引退発言でニュースになり映画の来場者数が増え、引退撤回で新作映画に注目が集まる。私なんか、思惑通りに振り回されてます。全作品見ましたから。天才プロデューサー鈴木敏夫氏のプランでしょうか?もしそうなら次はもっと楽しませてほしいですね。例えば、アニメ制作引退して、競馬の予想屋になると宣言した後、引退撤回して馬と人間の交流のアニメを制作するとか。次はもっとひねりの利いたやつお願いします。
ウッチャンナンチャンのウリナリでも同じ手法でやってましたね。ブラックビスケッツVSホワイトビスケッツが引退をかけてCD販売数を競ったりしてました。引退とか辞めるって言われるとつい買っちゃうみたいなところはありますから。でもって参加したみんなが楽しめればいいんじゃないでしょうか。
私も中学生の時、「塾やめよっかなー」とついつい言ってたことがあります。よく考えれば、注目を引きたかっただけなんですね。結局辞めなかったし、辞めてすることもなかったんです。辞める勇気もなかったんですが、なんか言ってみたかったみたいな感じで口にしてました。
引退撤回の理由を考える②
次に考えられるのは、長編アニメ制作後に精魂尽き果てて、燃え尽きてつい引退を言ってしまう場合です。もうやり切ったんで次はやりませんと心底思ってる場合です。しばらくすると作品への情熱が出てきてまたチャレンジする。以上のような流れで7回繰り返したかもしれません。これはしょうがないですね。もう引退するというくらいやり切る仕事に敬意を表します。私は辞めると言えるまでやり切ったことは人生でないので、達観した宮崎監督には何も言えないです。
3つ目に考えられるのは、若手を育てるためです。巨匠宮崎駿監督がいるとどうしても宮崎監督がメインでジブリの看板になってしまうので若手が育たない。宮崎監督が引退を宣言することによって、若手がスタジオジブリの看板をしょって作品を創作し、映画を公開する。このプロセスを若手に経験させるためかもしれません。もしそうなら、宮崎監督は人材育成も天才的ですね。
引退撤回の理由を考える③
4つ目に考えられるのは、天才に多い不思議ちゃんタイプです。例えば、サッカーの元イタリア代表カッサーノ選手とかです。何回も引退を宣言しては撤回してました。天才すぎて頭の中身は普通の人には理解できないタイプです。宮崎駿監督においては、このタイプの可能性は少ないと思います。思慮深い感じがするんで。
最後に日本アニメ界の巨匠の頭の中を考えるなんて恐れ多いことですが、自分なりに考えてみました。あなたは宮崎監督の引退撤回どう思います?
コメントを残す