9月 アメリカ雇用統計、失業率等結果について 

9月(9/1)雇用統計(nonfarm payroll employment)

昨日2017年9月1日、アメリカ雇用統計の発表がありました。
政府HP:https://www.bls.gov/news.release/empsit.nr0.htm

9月発表分
8月予想  18万人  結果  15.6万人  -2.4万人
7月修正前 20.9万人 修正後 18.9万人  -2.0万人
6月修正前 23.1万人 修正後 21.0万人  -2.1万人  修正分合わせると合計 -6.5万人でした。

8月は予想を下回り7月6月修正もすべてマイナスは印象が良くなかったです。

失業率(the unemployment rate)

予想 4.3%  結果4.4%

失業保険も直近4週平均23.8万人で低位安定しています。
失業率が低位安定して雇用が安定しており、労働者不足の問題が出てきてるようです。
企業側も雇いたくても欲しいスキルを持った人がほとんどいない状況だと推測できます。
おそらく今後雇用統計も右肩上がりとはならず平均10万~20万人で安定しそうです。

トランプ大統領も連日ツイッターでつぶやいていますが、テキサス州を襲ったハリケーンハーヴェイ(Hurricane Harvey)は
アメリカ経済に影響を及ぼしていますが、経済統計に出てくるのは9月以降の分からだと政府HPにもありました。
雇用統計でいうと10月6日発表分からだと思われます。

U-6失業率 (U-6 Unemployment rate)

U-6失業率は正社員で働きたいが、仕事がなくやむなくパートタイマーで働いてる人を失業者としてカウントする広義の失業率といわれています。

2013年から順調に右肩下がりで減少してきています。8%台になって下がりにくくなってきたのか?アメリカは転職が盛んなので自発的失業者(より良い待遇を求めて転職する人)が4%前後いるといわれています。ですので残りの4.6%が非自発的失業者又は非自発的パートタイマーです。これを多いとみるのか少ないとみるのか様々な解釈があると思いますが、アメリカは移民の国で英語を話せない人々、不法移民等日本社会の常識では判断するのは容易ではありません。

以上 2017年9月1日に発表された雇用統計を中心に見てきました。失業率は右肩下がり。新規の雇用者も年間200万人を超えるペースで増加しています。これらのデータからアメリカ経済は順調に拡大していると考えられます。

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