トランプ大統領のあり得ない展開って何?
私は9月7日のブログ記事で債務上限問題について述べました。債務上限問題とは、アメリカ政府の予算が超過しており追加予算を可決しなければ政府が閉鎖されてしまう問題です。
債務上限問題を受けて、トランプ大統領は9月8日連邦政府の債務上限を12月8日まで撤廃する案を議会可決し署名しました。それにより、とりあえず政府が公務員の給料を払えず閉鎖される事態は避けられました。良かった、良かった。
ではありえない展開とは?
トランプ政権は共和党の指名を受けた共和党政権ですが、共和党の支持を受けられず、民主党議員の協力で法案を通したのです。
これは日本に置き換えると、安倍首相が自民党の指示を得られない法案を、民主党の指示を得て通すみたいなものです。あり得ない事をするのがトランプ大統領です。
よく言えば柔軟で、悪く言えば裏切り者でしょう。少なくとも共和党議員の中にはそう思う者も少なくないはずです。今後税制改革、金融規制等議会の協力を得る際、共和党の協力を得られるのでしょうか?禍根を残す前代未聞の展開となりました。
税制改革ができなければ、トランプ政権の成果がほとんどないと思うのは私だけでしょうか。大統領選挙からずっと共和党の主流派(マケイン上院議員等)とうまくいってないですね。
ハリケーンで失業者数は?
今年8月までの失業保険申請者件数は平均24.3万人でした。ハリケーンハービー来襲が8月30日からでした。8月27日から始まる週の失業保険申請者件数は変化したのか?
失業保険申請者件数の8月27日~9月2日の週分が29.8万人とでました。年初から先週までの平均を5.5万人程上回っています。おそらく増加した5.5万人はハリケーンハービーの影響だと思われます。ハリケーンイルマも来襲しましたから、失業者の増加傾向は今後暫く続くと思われます。
どこでピークアウトするのかで今後のアメリカ経済へのダメージを測る指針となりますので、今後の推移に注目したいと思います。29.8万人は今年の最高値でかなり異常な数字です。
利上げにも影響あるでしょうね。9月利上げはほぼないと考えています。ということは、12月に1回利上げあるのか?というところだと思います。
製油所が洪水で止まったということで、原油価格にも今後影響があるかもしれません。日本も少なからず影響を受けるかもしれません。被災者の冥福と無事を祈りたいと思います。日本も台風シーズンですので無事に過ぎればいいですね。
トランプ大統領の公式ツイッターでお孫さんエリック・ルーク・トランプくんの誕生報告がありました。可愛い写真と共にアップされていました。おめでとうございます。
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