日本の歴史を誇る! 江戸時代・明治時代の東京と横浜では庶民の民度が高すぎた件

こんにちは、最近イギリス人のイザベラ・バード著の「日本紀行」を読んで感動したケンです。

私は、大学入試のセンター試験で、日本史でなく世界史を選択しました。理由は簡単。日本史って暗い!過去に亡国で悪さしたとか、謝らなあかんとか。日本は悪い国やったって先生に授業で習ったもんやからね。

江戸時代では武士が偉そうにして弱い者いじめしてたもんだとてっきり思ってました。

私が社会をならった先生とは反対に、

江戸末期・明治初期に日本を旅行したイギリス人女性・イザベラ・バードさんの目には日本という国が魅力的で、庶民の人々は優しく写ってたみたいです。

痛く感動した私は、バード女史の「日本紀行」やシュリーマン著「清・日本旅行記」等に描写されてた江戸末期・明治初期の日本(人)の魅力について紹介していきたいと思います。

参考文献はこちら

今回は、横浜、東京での出来事を中心に書いていきたいと思いますよ。

もちろんいいとこばかりではありません。公平を期すため日本に対する悪口も書いていきますよ。

そして画像は幕末・明治の写真を使用してるので、タイムスリップした気になるかも!

さらにおまけで、清国人のエピソードもかきました。

それでは見ていきましょう(*^^*)!

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江戸幕末・明治時代にイギリス人が見た日本人の良い所、だめな所5選!

東京と横浜滞在中に、バードさんが感じた日本人の良い所、だめな所を書いていきたいと思います。150年以上前のイギリス人なんで、多少の偏見は笑って流そう。

① 田舎の人は人間性が神!民度高すぎ


街道を女性と案内人二人で旅しても、強奪や無礼な行為を一回も受けなかった。特に奥地に行けば行くほど人は優しく親切である。素晴らしい。

たしかに私も海外旅行すると田舎の人のほうが親切に思いますよ。素朴で裏表がない感じ。

②港にはいやしいやつもいた。


横浜開港場(港近辺)の人は下品でいやしい人もいる。ただし港には清国人(中国人)や外国人も多く住んでいたそう。明治初期5000人以上の清国人がすでに日本に住んでいたとあります。

 

③日本人の容姿はけなすバードさん
猫背で小柄、ガニ股、O脚で貧相だと記していました。そして男はまだちょんまげだった(明治初期)。

ボロクソ言ってくれるじゃありませんか。でもサッカー日本代表・長友佑都選手も、ヨーロッパから日本に帰ってきて、気になったことの一つに、「日本人の猫背」を上げてました。

日本人の姿勢は、今も昔もあまり変わってないのかも。

④人々は勤勉で聡明。


公使館でも駅でも労働者の印象は勤勉ですごく良かったみたいです。でも英語の発音はみな下手でムカついたらしい。

イギリスほど休息日を取らない。毎日仕事してる人がいる。つまりコンビニみたいに年中無休で店を切り盛りしてたんですね。

⑤政府の指導を守らない日本人
明治初期の日本人は、非常にうぶでした。演劇を実際にあった事と勘違いしたりする人がいたんです(特に女性)。

そして政府は「40歳以下の特に女性は演劇鑑賞控えるように」とのおふれをだしたんですね。

ですが全然守ってなくって若い女性どころか子供連れで演劇鑑賞しまくってたっていう。空気感がゆるいなー。いつの時代も日本は日本ってこと?

江戸幕末・明治時代の横浜・日本国の魅力はこれだ!

時は明治初期、日本を旅行したイギリス人女性の目に日本はよく統治されたと写ったみたいです。

① 役人が礼儀正しい。
横柄なニューヨークの役人に嫌がらせを受けたのに日本の役人はまったく偉そうにしない。警察官も偉そうにしない。

② ぼられることがまったくない!
港に上陸後、すぐにサンパン(船賃)、人力車等の価格表があって、ぼられたことなし!さらに外貨使用できない公告や郵便規則の公告等きっちりしすぎや!

③ 日本国紙幣のできは優秀

イギリス紙幣を日本国紙幣に両替したとき、天皇陛下の菊の御紋、龍、はしに英語で外国人にもわかるように書いてる気遣い、紙の質、総じて良くできていると感じたんです。当時世界一の大英帝国人が優秀に感じるなんて普通にスゴイよね。

④ 見た感じ失業率0%!
日本のスゴイのは、浮浪者が一人も発見できなかったこと。街の住人全員何かしらの仕事をしていたのに驚いた!現代より善い社会の可能性が・・。

⑤ 富士はやっぱり日本一

船の上から見た富士山の美しさに度肝を抜かれた!

⑥ 国際都市・横浜駅の鉄道員

切符係は清国人(今の中国人)、機関士はイギリス人、それ以外鉄道員は日本人だった。横浜東京間の売上は、年800万ドル!

⑦ 日本の海は漁船でいっぱい!

明治初期日本にはまだ肉食文化が定着してなかったので、おかずは魚がメインだった。イギリス人には「どんだけ魚好きやねん。」って思ったみたい。

⑧ 皇居でのエピソード


吹上御苑は有料で一般開放されており、安全で警察官が一人もいない。きっと日本人は人混みの中では行儀よくするという教育が行き届いてるに違いない。

日本は明治の頃から治安が良かった。さらに天皇陛下は国民から好かれていたというエピソードではないでしょうか。

⑨ 日本が安全なのは明治初期すでに有名だった件
バード女史が従者一人で日本一周旅行をする際、イギリス公使館で日本旅行の聞き込みします。

反対意見の第1位は「ノミに噛まれるので寝れない」、

第2位は「日本食が口に合わないこと」

道中の安全はまったく議論に上ってないってことは、日本で女性と従者二人で旅行しても、安全だってみんな知ってたんや。

どっかの国では明治以降日本人が悪い事しまくったって言ってるけど、話のつじつまが合わんなー。

⑩日本を絶賛してた件


日本は非常に古いものと繊細な特徴を持つ偉大な帝国である。珍しいものがそこかしこにあり、まるで違う星に来たかのよう。

明治初期には、スマホも車も、高層ビルもなにもない。日本は黒船に乗った外国人にバカにされてたって習った気がするけど。めっちゃリスペクトされてるやん。

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横浜にいた清国人(中国人)の印象は?

イギリス人女性のバードさんは、横浜には1100人の清国人が住んでおり商売していたと記しています。

以下はバードさんの著書より

態度は横柄で支配階級であるかのように振る舞う。身なりは良いんですが、見下してるように態度から読み取れる。つまり唯我独尊。

さらに驚いたことに、清国人(中国人)は明治初期日本で外貨両替商として権力を持ち、レートを操作して日本人から中間搾取していいようにあしらっていたって・・。

祖先は明治初期から損してたんや。今とあんまり変わらないような・・。




イザベラ・バード著「日本紀行」の感想

明治初期の庶民は生活でめっちゃ苦労したり、理不尽な思いしてたのかと思ってました。意外ですね。

東京や横浜の大都市に浮浪者がいないってのには驚きですよ。失業率0%やん。ワンチャン、今より善政ちゃうの。

あと安全はタダって150年前の外国人にも有名だったのがうける。有名やったんや。

後バード女史の博識にも驚かされました。

神社の稲荷(狐)信仰は、稲作の神様・倉稲魂の神(うかのみたまのかみ)の従者であった狐をまつったものであることやヒンズー教の像についての知識他非常に多くのことを知ってる知的な女性です。

さすが世界を旅した冒険家でありますね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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